
[マカロン作り]とオーブンのクセ

今回のブログは長くなりますが、
お付き合い下さい。??♀️
毎日のように洋菓子を作っていると、
どうしても余ってしまうのが卵白。
2005年頃に日本で流行り出したマカロン。
そこから15年遅れでマカロンを作りを始めた
ものの、マカロンが好きかと言ったら苦手。?
メレンゲはイタリアンメレンゲです。
砂糖と水を鍋で117°まで煮詰めたら、
しっかり泡立てた卵白へ合わせます。


アーモンドパウダーも2キロほど準備して、
卵白も冷凍庫に溜め、準備は万端。??
ところが、新しいシリコンマットに絞り出した
マカロン生地をオーブンに入れると、
ピエが片側から流れ出し、膨らみも悪く、薄っぺら。

天板の向きを変えてもダメ。
別メーカーのアーモンドパウダーを使ってもダメ。
卵白が良くないのかと、別の卵屋さんで仕入れた
卵の卵白を使ってもダメ。
オーブンの熱風を強制対流させる コンベクションが
機能していないのか?
もしかして、痴呆の始まりで感覚が鈍り始めた?
丸々二日間、木曜と金曜の朝から晩まで、
ずっと立ちっぱなしで、繰り返し、繰り返し、
生地を作り直しては焼きました。
溜まる卵黄だけを使った菓子も合間に何種類か焼く。
カスタードクリームも1ℓ。
シュー生地はオーブンでいつものように膨らむため、
オーブンに問題は無さそうだ。?

マカロン無しのウェディングケーキはあり得ない。
疲れも重なり、もぅ半泣き状態です。
そして日曜日、我が家の男達を外へ追い出し、
新たに冷凍しておいた卵白を解凍、
気を取り直して再び作業に取り掛かりました。
新しいシリコンパットに絞り出して焼いた、
2枚の天板マカロンは歪なのに対して、
残り生地を古いシリコンパットに絞り出して
焼いた天板のマカロンだけが綺麗に仕上がっている。
木曜と金曜もそうだったような。?
???
古いシリコンパットを敷いた天板の生地は、
数も少なく、生地と生地の隙間が広いから?
もしや、これはシリコンパットが原因なのでは
なかろうか?と、気づいたのは日曜の夜21時です。
腕はパンパン、足の裏もジンジン。
気を取り直し、ポンコツの身体に鞭打って、
月曜の朝6時、再び台所に立った。????
古いシリコンパット2枚に生地を絞り出し、
残り生地を新しいシリコンパットに絞り出す。
古いシリコンパットに絞り出した天板を最初に
オーブンへ入れると⁉️
バランスよくピエが出ています。

ヤッパリ! ホッとして泣きそうなほどです。
たった1枚の薄っぺらいシリコンマットが、
焼き上がりを左右するとは思いもしませんでした。


