塩と砂糖でグニュグニュもむ⁉驚きの柔らかさのポークソテーとは/長谷川あかりレシピ

温かいソースでいただくのもおいしいポークソテーですが、さわやかなこの季節には、フレッシュな野菜のソースがおすすめです。今回は、辛みが少なくて色がきれいな紫玉ねぎを使いました。大根おろしでも、ゆでた青菜を刻んでもOK。また、豚肉は焼く前に塩と砂糖(それぞれ豚肉の重さの約0.8%が目安)をまぶし、のばしながらグニュグニュとしっかりもむのがポイント。小麦粉をまぶして焼けば、縮んだりそり返ったりがほとんどなく、柔らかく仕上がりますよ。
『ポークソテー』のレシピ

塩と砂糖で豚肉をもむといいことずくめ!
紫玉ねぎ×粒マスタードの生野菜ソースでさっぱりと。
材料(2人分)
豚ロース肉(とんカツ用)……2枚(約250g)
さやいんげん……10本(約80g)
〈玉ねぎソース〉
紫玉ねぎのみじん切り(玉ねぎでも可)……1/2個分
酢……大さじ1と1/2
粒マスタード……大さじ1
砂糖……小さじ1
塩……小さじ1/3
にんにくのすりおろし……小さじ1/4
塩
砂糖
小麦粉
オリーブオイル
バター
作り方

(1)豚肉をもむ
豚肉に塩小さじ1/3(2g)、砂糖小さじ2/3(2g)をまんべんなくまぶす。肉を手でのばすようにしながら調味料の粒がなくなるまでもみ込み、小麦粉大さじ1をまぶす。いんげんはへたを落とし、長さを半分に切る。

(2)玉ねぎソースを作る
ボールに紫玉ねぎ(玉ねぎの場合は水に20分ほどさらし、ペーパータオルで押さえて水けを拭いてから)を入れ、残りの材料を加えてよく混ぜる。

(3)焼く
直径22cmのフライパンにオリーブオイル小さじ1、バター5gを中火で熱し、豚肉を並べ入れて2~3分焼く。返していんげんを加え、ふたをして弱火で5分ほど焼く。肉を再度返し、強火にして表面がカリッとするまで焼く。器に盛り、(2)のソースをかける。


紫玉ねぎがなければ普通の玉ねぎでもOK
ソースには色がきれいな紫玉ねぎがおすすめですが、なければ白い玉ねぎでもおいしくいただけます。紫玉ねぎよりも辛味が強いので、みじん切りにしてから20分ほど水にさらし、しっかりと水けを拭いてからその他の材料と混ぜて。

料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.3』(扶桑社)が発売中。
X:@akari_hasegawa
料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子
