
冬はすぐそこ! カルガリーの「秋」をお届け

こんにちは。先週末、スーパーで買い物を終えて駐車場へ向かう途中、向かいを歩いていた男性が、突然、方向転換したので、どうしたのかな、とその先を目で追うと、倒れている年配のかたをみつけたようで、手助けをしにいっていました。
少し前、動物園でも同じようなことが。若い女性が道の端に横たわっていて、それを見た女性が心配そうに駆け寄り、「大丈夫?」といった感じで、声をかけていました。
こういう光景にしばしば出くわし、人々の懐の広さを感じて温かい気持ちになります。自分もこういう場面に遭遇したら、すっと手を差し伸べられるようになりたい、とこちらに来ていっそう思うようになりました。
さて、もうひとつ。カナダに来てよかったと思えるのは……秋。木々が色づき、いつもの道を車で走らせるだけでも、胸が高鳴ります。そう、今がまさにそのシーズン!
カナダといえば、メープル(=楓)ですが……じつは西側に位置するカルガリーにはメープルの木は見当たりません(いつか赤く色づいたメープルの木を見にいくのが夢です)。代わりにこの季節は、poplar(ポプラ)や Larch(カラマツ)と呼ばれる木々が黄色くいっせいに色づきます。
【黄葉を見にカナナスキスへ】
先日、カルガリーから車で1時間ほどで行けるカナナスキスというエリアまで黄葉を見に訪れました。夏に日帰り旅をしたキャンミアのすぐ近くです。いざ行ってみると、場所によっては黄葉には少し早かったようですが、それでもこの色!

ため息がでるほど美しいエメラルド色の湖も見られました。

友人おすすめの「Mount Lorette Ponds」という池まで行ってみると、童話のなかの世界に入り込んだようでした。

水面がまるで鏡のよう!

2歳の息子も、大はしゃぎで思いっきり走り回っていました。キッズフレンドリーな場所で大当たり。


ピクニックテーブルが設置されているプライベートな空間もちょこちょこあり、今度はお昼を食べにここまで来られたらいいな、と楽しみがひとつ増えました。
その後、最初に見えたエメラルド色の湖「Barrier Lake」まで戻ることに。

夫から、ここの近くの山にハイキングにいっしょに来たと聞いてびっくり。ここがあそこか! と感慨深くなりました。そのときの写真がこちら。

頂上付近から(と思われる)。ちょうど6年ほど前の秋、9月に訪れたときの様子です。子供がもう少し成長したら、いっしょに登りに来よう、とあらためて誓い、カナナスキスをあとにしました。
【カルガリーの秋】
カルガリーもぐぐっと気温が落ち、一気に秋は終わりに近づいています。

いつ雪マークがついてもおかしくない時期。天気予報をチェックしては、もう少し、1日でも長く、

この景色を楽しませてほしい、願っています。

未だに慣れないことも、馴染めていないな、と感じることも、たまにあるカナダ生活。ですが、人のぬくもりや、大自然のなかを歩くと、カナダに越してきてよかった、と心底思えます。秋はとくに、そう感じられる季節です。