
【ザワーブラーテン】は馬肉で?牛肉で?

ドイツを代表する料理の一つ、
ザワーブラーテン[Sauerbraten]
耳にされた事は、あるでしょうか?
Sauer(ザワー)酸っぱい
Braten(ブラーテン)焼く、炙るという意味です。
冬に食べることが圧倒的に多く、
本来は馬肉で作るそうですが、今では馬肉の
ザワーブラーテンを出すレストランは数少ない。
既にマリネされた牛肉を肉屋、スーパーマーケットで
購入し、作る人が大半。けれど、隣近所や知人、友人の間で
ザワーブラーテンを作ったことがある!という人は稀。
そんなドイツの食卓事情を嘆く義両親。
定年まで肉屋で働いていた、義父仕込みの
レシピを受け継いで、私は作り続けています。
密閉容器に酢と水を半々。ココへ玉ねぎ、林檎、塩、砂糖、
香辛料共を加えたら、冷暗所で最低1週間。下↓は3週間漬けたもの。
調理前に肉を取り出したら、きれいに香辛料を
取り除き、濾したマリネ液はソース用に残して置く。玉葱を軽く炒めた鍋へ、焼き目をシッカリとつけた肉と
先ほどのマリネ液を加え、蓋をして2時間弱コトコト煮込む。2,5Kg〜3Kgの牛肉の場合は2時間程度ですが、
1Kg 程度であれば1時間ほどで十分だと思います。
竹串がスッと通れば⭕️ソッと取り出した肉を2cmほどの厚さに切る。
ホロホロと肉が崩れがちなので直前で見極め、
火を止めることが出来たら完璧です。ソースのとろみには、これまたドイツでは定番の
香辛料が効いたクリスマスクッキーを数枚加え、
ブレンダーかミキサーで混ぜ合わせたら、
塩コショウなどで味を整えます。
付け合わせの『定番』は、赤キャベツの煮込みと
クヌーデルというジャガイモで作った団子、
或いは余ったパンから作った団子です。
我が家ではジャガイモのクヌーデルと一緒に頂きます。
そして、こちらもドイツ人には欠かせぬと言う、
『コケモモ』をタップリ!肉とクヌーデルに
つけて食べるのです。多めに作った、残りのクヌーデルは冷蔵庫へ。
翌日の子供のお昼ご飯。
薄く切ったら、フライパンでコンガリ焼くだけ。
↑コレに添えて食べたいからと、学校帰りに
切らしていた『コケモモ』を買ってきた長男でした。?
次回、クヌーデルの作り方へと続く。