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季節を楽しむ料理編集者・藤岡操さんの自由きままな「旬レシピ」
藤岡操さんの料理モットーは「旬を逃さず味わいたい」「軽やかに楽しみたい」の2つ。とにかく気分優先(笑)、思い立ったら作る! むずかしいことはなし、材料も工程もシンプルな「操さんの気ままな旬レシピ」を楽しんで。

そら豆の香り・うまみ、全部味わえる!『ホットなそら豆ポテサラ』残った皮まで絶品つまみに

藤岡操さんの自由きままな「旬レシピ」
旬の食材について。

そら豆の魅力は、ほっくり食感、うま味、そして独特の香り。
この3つの魅力をギューっと凝縮して味わうためにつくるのが、ホットなそら豆のポテトサラダ。

ゆでる際は水を控えめにして、そら豆のうま味と香り、塩気をじゃがいもにぐんぐん吸わせる。火が通ったら、温かいうちに全体をざっくり崩しながら混ぜる。そら豆の味と香りをじゃがいもに閉じ込め、まとわせるイメージです。

できたて熱々を鍋の中からつまみ食い。しっとり、ほっくり、そら豆特有のうま味と香りに悶絶! 「塩だけでこんなにうま味が引き立つなんて!」と、何度食べても驚かされます。ひと口、ふた口、さん口……つまみ食いが止まらなくなるので要注意です。

つまみ食いを楽しんだ後は、温かいうちにお好みでクリチー、オリーブオイル、黒こしょうをかけて。おつまみにもぴったりです。

『ホットなそら豆ポテトサラダ』のレシピ

材料(2〜3人分)

そら豆……300g(さやから取り出して約100g)
新じゃがいも……3個(約300g)
塩……小さじ1/2
オリーブオイル、黒こしょう、クリームチーズ……各適量

作り方

(1)
そら豆はさやから取り出す。じゃがいもは皮をむいて大きめの角切りにする。

(2)
小鍋にじゃがいも、そら豆を入れ、じゃがいもが2/3程度浸る高さに水を加えて強火にかけ、沸騰したらふたをして中火で10分ゆでる。そら豆、塩を加え、再度ふたをして2分、ふたをはずして強火にして2分加熱し、鍋底に水が少し残る程度になるまで水けをとばす(水けが多く残った場合は、鍋のふたをずらして少し水けをきる)。

(3)
そら豆を取り出して皮をむき、鍋に戻し入れ、マッシャーやフォークなどでじゃがいもをざっくりとつぶしながら混ぜる。味見をして塩気が足りない場合は塩少々(分量外)を加える。

(4)
暖かいうちに器に盛り、好みでオリーブオイル、黒こしょうをかけ、クリームチーズを添え、からめながら食べる。

*粗熱を取り、冷蔵で約2日間保存可

操さんおすすめ、パパッともう一品

「そら豆の皮だけで! うまみがつまった天ぷらに」

そら豆の皮約20個分、小麦粉、水各大さじ2、塩ひとつまみを混ぜ、少ない油で両面を揚げ焼きに。揚げたてに塩をつけていただくと、独特のむっちり感がおもしろく、かめばかむほどうまみが出てきます。くせになるおいしさ! さめると堅くなるので、ぜひ、揚げたてをどうぞ。

次回は「セロリのしょうゆ漬け」です。お楽しみに!

PROFILE
藤岡操(ふじおか・みさお)

編集者、栄養士、フードコーディネーター。
釣り雑誌の編集部、フードカタログの編集部など、出版社勤務を経て独立。雑誌、書籍、WEB、広告の仕事に携わる。著書・編著書に『ごはんに化ける ズルイおつまみ』(二見書房)、『ワインに合うおうち×レシピ123』『ビールおつまみ123』『毎朝が楽しくなる! 朝ごはん』『ご当地おつまみ人気レシピ』『一冊まるごとパクチー本』(すべてエイ出版社)などがある
X:https://x.com/fujiokamisao
Instagram:https://www.instagram.com/misao_fujioka/

『季節を楽しむ料理編集者・藤岡操さんの自由きままな「旬レシピ」』月2回更新・過去の連載はこちら

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料理・写真・文・イラスト/藤岡操