なんとなーく味つけして、おいしかったりイマイチだったり。そんな人にオレぺから提案したいのが、いつでも100%味つけに成功する魔法の配合! 名づけて「味つけ黄金比率」。量りやすく、覚えやすいよう、できるかぎりシンプルな配合に。試作を重ねたオレぺの自信作なんです。
なんとなーく味つけして、おいしかったりイマイチだったり。そんな人にオレぺから提案したいのが、いつでも100%味つけに成功する魔法の配合! 名づけて「味つけ黄金比率」。量りやすく、覚えやすいよう、できるかぎりシンプルな配合に。試作を重ねたオレぺの自信作なんです。今回は、和食の定番「ほうれんそうの白あえ(白和え)」レシピをご紹介します。白練りごまを使った、まったりとなめらかなあえごろもが絶品。水っぽくならない作り方のポイントも必見です!
失敗なし!
まったりとこくのある
仕上がりになる
白あえの作り方


白あえとは?
豆腐や白練りごまをすりまぜて作ったあえごろもを、ほうれん草や、にんじんなどの具材にからめた一品。献立の副菜にもおすすめです。
この白あえごろもに合う、ほかの野菜は?
くせのないブロッコリーやアスパラ、さや豆類もおすすめ。あえごろものこくや甘みが引き立ちます。

レシピ
ほうれん草の白あえ
まったりとこくのある仕上がりになるのは、練りごまならでは。
材料(2人分)
- ほうれん草 1/2わ(約100ɡ)
- しめじ 1パック(約100ɡ)
- にんじん 1/5本(約30ɡ)
- 〈白あえごろも〉
- 絹ごし豆腐 1/2丁(約150ɡ)
- 白練りごま 大さじ1
- 薄口しょうゆ 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 塩
下準備
・豆腐はペーパータオルで包んで皿に置く。豆腐の空き容器に高さの半分まで水を入れてのせ、15分ほどおいて水きりする。
・しめじは石づきを切って小房に分ける。
・にんじんは皮をむき、縦に細切りにする。
・大きめのボールに氷水を用意する。
作り方

ほうれん草の根元に切り込みを入れる
フライパンに高さ2㎝ほどの湯を沸かし、塩少々を加える。ほうれん草は根元の太いものは、包丁で十字に切り込みを入れる。
POINT!
葉に比べて堅く、火が通りにくい根元。切り込みを入れておくと奥まで湯が入り、早く火が通ります。

根元から先にゆでる
フライパンの火を強火にする。ほうれん草の葉を持ち、根元を湯に入れて20 秒ほどゆでる。菜箸で葉を押さえて全体を湯に沈め、再び沸騰したら、上下を返してさっとゆでる。

氷水にとってさます
氷水を入れたボールにとり、菜箸で上下を返しながらさます。氷が溶けたら水を数回替え、余熱で柔らかくならないよう、手早くさます。

水けを絞って切る
水の中で根元をそろえ、根元を上にして持ち上げる。上から下に向かって、数回に分けて水けをぎゅっと絞る。長さ4〜5㎝に切る。

再び水けを絞る
4をひとかたまりずつ持ち、手でぎゅっと握って再び水けを絞る。
POINT!
長い状態で絞っただけでは、水けが残ってしまいます。切ったあとに再び絞って余分な水分を抜くと、味なじみがぐっとよくなります。

ほかの野菜をゆでて塩をふる
同じ湯にしめじ、にんじんを入れて2分ほどゆで、ざるに上げてさます。5のほうれん草とともにボールに入れ、塩小さじ1/4をふって下味をつける。

あえごろもであえる
別のボールに白あえごろもの豆腐以外の材料を入れ、よく混ぜて砂糖を溶かす。豆腐は万能こし器に入れ、あえごろものボールに重ね、ゴムべらで裏ごしする。よく混ぜて6の野菜を加え、底からすくうようにしてあえる。
(1人分135kcal、塩分2.2ɡ)
カルボナーラ、ペペロンチーノ
などのパスタや、
チヂミ、キッシュなどの
生地にも「黄金比率」が!
昔ながらの
基本料理だけじゃなく、
いまどきの定番も含む
100メニューの「黄金比率」を
1冊にまとめました。
「味つけ黄金比率」で基本の料理100

味つけがうまくいかない人に贈る基本の料理本、できました! 豚のしょうが焼き、青椒肉絲、カルボナーラなど定番おかずの味つけを、すべて「黄金比率」で紹介。だれがいつ作っても、味つけがバチッと決まることを保証します。
好評発売中!
料理/市瀬悦子 撮影/髙杉 純