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5分で2日分のおかずが仕込める⁉小林まさみさんの「手羽元のスパイシー漬け」【冷凍・アレンジあり】

ごはん作りでいちばん大変なのは毎日「何を作るか」考えること。
その負担を減らすために、人気料理研究家・小林まさみさんがおススメするのが「おかず貯金」です。

●すきま時間の5分でできるおかず貯金

すきま時間に肉に下味をつけて冷蔵庫で保存しておくだけで、メインのおかずの素に。
忙しい日も「あれを使えばいいんだ!」と、気持ちがぐんとラクになります。

●1回の作業で2日分ラクできる!

普通の下味冷凍よりさらに効率よくするために「まさみ式」では2食分の肉にまとめて下味をつけます。ひとつは冷蔵、もうひとつは冷凍で保存し、別々の日にまったく違う料理に! 最後まで飽きずに楽しめますよ。
また、冷凍保存した肉を凍ったまま料理に使えるようにレシピを工夫しました。前もって解凍しなくていいので、いざというときにも役立ちます。

今回紹介するのは暑い季節にもぴったりな「手羽元のスパイシー漬け」。

ひとつは冷蔵してタンドリーチキン風の「スパイシー焼き」に。
もうひとつは冷凍して「スープカレー」に。

食欲そそる2品がすぐに完成♪

おかずの素『手羽元のスパイシー漬け』のレシピ

材料(2人分×2回分)

鶏手羽元(小)……12本(約600ɡ)

 〈A〉
牛乳……大さじ3
カレー粉……大さじ1
レモン汁……大さじ1
塩……小さじ1
にんにくのすりおろし……小さじ1
一味唐辛子……少々

サラダ油

●消費期限まで余裕がある肉を使い、保存の目安を守って使いきってください。

作り方

(1)手羽元は水けを拭き、骨にそって1本切り込みを入れる。
(2)ボールに〈A〉を入れて混ぜ、鶏肉を加えてなじむまでもみ込む。サラダ油大さじ1を加えてからめる。
(3)ボールのまわりについた調味料ごと1/2量ずつ保存袋に入れて平らにする。1つは冷蔵庫へ(2~3日保存可能)。もう1つは冷凍庫へ(約1か月保存可能)。

POINT

●冷蔵用の保存袋はポリ袋でも可。
●冷凍する場合は冷凍用の保存袋を使用してください。Mサイズ(189×177㎜)がおすすめ。

次ページでは、冷蔵の『手羽元のスパイシー漬け』を使って作る『手羽元のスパイシー焼き』のレシピを紹介します。

–{『手羽元のスパイシー焼き』の作り方}–

『手羽元のスパイシー焼き』のレシピ

材料(2人分)

「手羽元のスパイシー漬け」(冷蔵・3時間以上漬けたもの)……1袋
さやいんげん…… 10本(約100ɡ)
サラダ油

こしょう

作り方

(1)「手羽元のスパイシー漬け」は袋のまま20分ほど室温に置く。いんげんはへたを切って長さを2~3等分に切る。
(2)魚焼きグリル(両面焼き)を強火で1分ほど温める。ペーパータオルで網にサラダ油少々を薄く塗り、 鶏肉を汁けをきって並べる。
(3)弱火にし、こんがりとするまで12~13分焼く(片面焼きの場合は途中で上下を返す)。
(4)フライパンにサラダ油大さじ1/2を強めの中火で熱する。
いんげんを入れてさっと炒め、水大さじ2を加えてふたをし、弱火で3分ほど蒸す。ふたを取り、塩、こしょう各少々をふり、さっと混ぜる。(3)とともに器に盛る。

グリルでじっくり焼くから、皮はパリッと、身はジューシーに♪
ビールにもぴったりです。

次のページでは、冷凍の「手羽元のスパイシー漬け」を使ってつくる『手羽元と野菜のスープカレー』のレシピをご紹介します。

–{『手羽元と野菜のスープカレー』の作り方}–

『手羽元と野菜のスープカレー』のレシピ

材料(2人分)

「手羽元のスパイシー漬け」(冷凍)……1袋
かぼちゃ……1/8個(約150ɡ)
オクラ……1 袋(約100ɡ)
玉ねぎの薄切り …… 1/2個分(約100ɡ)
にんにくのみじん切り…… 小さじ1
カレー粉 ……大さじ1/2

 〈A〉
水 ……3カップ
トマトケチャップ…… 大さじ1
洋風スープの素(顆粒)…… 小さじ1/2
塩 ……小さじ1/4

温かいご飯 …… 適宜
オリーブオイル
小麦粉

作り方

(1)かぼちゃはわたと種を取り、一口大に切る。 オクラはへたの先を切り、がくのまわりをむいて、1本切り目を入れる。
(2)フライパンにオリーブオイル大さじ1、玉ねぎ、にんにくを入れ、中火にかける。薄く色づくまで6分ほど炒める。カレー粉と、小麦粉大さじ1/2を加えてなじませ、火を止める。
(3)「手羽元のスパイシー漬け」を袋ごとさっと水にくぐらせて表面を溶かし、(2)に加える。〈A〉、かぼちゃ、オクラを加える。強火にかけ、煮立ったらアクを取り、ふたをして弱火で15 分ほど煮る。器に盛り、ご飯を添える。

骨からもしみ出る鶏だしたっぷりの、スパイシーでさらりとしたスープが最高!
ご飯を浸しながら、どうぞ~♪

『毎日何を作るか、悩む人へ。まさみ式 考えない晩ごはん』(オレンジページ)より)

教えてくれたのは…小林まさみさん

料理教室や雑誌・テレビなどで活躍中。だれでもおいしく作れる実用的なレシピを目指し、日々発信中。 アシスタントは義父でシニア料理研究家の小林まさる。嫁しゅうとの軽快なやりとりも人気。
インスタグラム @kobayashimasami.masaru

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料理/小林まさみ 撮影/木村拓<東京料理写真> 大森忠明(人物) スタイリング/池水陽子 文/編集部・谷本、藤澤