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長谷川あかりのあたらしいきほんの料理

【トマト一人1個で】長谷川あかりさんの何度でも作りたい『簡単生トマトソースパスタ』

長谷川あかりのあたらしいきほんの料理

定番メニューにひと工夫。むずかしい作業やめんどうなことはナシ。令和版「きほんの料理」を、人気の料理家・長谷川あかりさんに教えてもらいます。

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フレッシュなうまみと酸味が味わえる生トマトソースのスパゲティが好きです。とくに初夏はトマトの甘みや香りが豊かになっておいしい季節。とはいえ、トマトの味わいに左右されるので、味見をして酸味が立ちすぎていたら砂糖を少し加えてバランスを整えます。パスタをおいしく作るには、段取りが大事。湯が沸くまでにトマトを切ったりにんにくをつぶしたり、下ごしらえをすませてソースを完成させておき、麺がゆで上がったらすぐに仕上げられるようにしましょう。

『トマトソースパスタ』のレシピ

大きめのトマトを1人分1個が目安。
つぶしながら煮るだけでフレッシュで軽めのソースがあっという間。

材料(2人分)

スパゲティ(1.6mm)……160g
トマト(大)……2個(約400g)
にんにく(つぶす)……2かけ
バジル……1~2枝
好みで粉チーズ……適宜


オリーブオイル

作り方

(1)パスタをゆではじめる
鍋にたっぷりの湯(約2リットル)を沸かす。トマトはへたを取って大まかに切り、バジルは葉を摘む。湯が沸いたら水の重量の1%の塩(約20g)を入れ、スパゲティを袋の表示時間どおりにゆではじめる。

(2)ソースを作る
直径22cmのフライパンにオリーブオイル大さじ2、にんにくを入れて弱火にかけ、香りが立つまでじっくりと炒める。中火にし、切ったトマト、塩小さじ2/3を加えてさらに炒める。トマトから水けが出てきたらつぶしながら7~8分煮る。

(3)パスタにからめる
ゆで上がったスパゲティの水けをかるくきって(2)に加え、さっとからめたら火を止める。バジルの葉を加えて手早く混ぜる。すぐに器に盛り、好みで粉チーズをふる。

あかりのおまけ

パスタは大きめの鍋で塩をきかせてゆでる

麺がくっつくのを防ぐため、パスタは容量2.5~3リットルの鍋を使い、たっぷりの湯(2リットル以上)でゆでてください。また、塩は湯2リットルに対して20gが目安。意外と多いので、一度はちゃんと計量してみて。シンプルなソースのときこそ、麺のゆで方で仕上がりに差がつきます。

長谷川あかり
料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.3』(扶桑社)が発売中。
X:@akari_hasegawa

『オレンジページ』2025年5月17日号より)

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料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子