
200を超える窯元が集う陶器市 陶炎祭

茨城県笠間市にある「笠間芸術の森公園」で年に一回開催される陶器市。
今年で43回目の開催となる陶炎祭(ひまつり)に行ってきました。

陶炎祭に行く前に
毎年ゴールデンウィークに開催される陶炎祭には、笠間を拠点に活動している窯元が200以上出店しています。陶炎祭という名前のとおり、開催期間中は様々なイベント(子どものろくろ体験等)も催されていて一日居ても飽きないお祭りです。笠間芸術の森公園自体にも、ロング滑り台や、ふわふわドームなどのあそびの杜があるので、家族連れでも楽しめます。

笠間焼の窯元や作家さんの情報や展示マップは、陶炎祭の開催前にホームページ等で確認出来るので、事前にチェックしていくと、当日をよりスムーズに楽しむことができると思います。(初日は特に混雑するので、行きたい展示巡りのルートを決めておくのがオススメ)


入場料(500円)を支払うと貰えるリストバンドを巻いておけば、その日一日、陶炎祭会場への出入り自由。私は会場へ、夫と子ども達は会場脇の芝生のスペースにシートを敷いて、ゆっくり公園を満喫していたようです。
いざ!好きな窯元や作家さん探しへ

シンプルなものから絵付けのもの、個性的なデザインの器など、色とりどり様々な笠間焼の中から自分好みの窯元や作家さんを見つけるのも楽しみのひとつ。

展示の仕方にも個性があって、飾り方も参考になります。まるで静物画のよう。

この器を使って何の料理を盛り付けようか。自分の料理のレパートリーを頭の中で思い浮かべながらの器選びが好きです。

どれもこれも素敵で、迷ってしまいました。

シンプルで温かみのある質感の器に惹かれます。

笠間産の新しい原料「笠間長石」を釉薬に使用している作品たち。御影石に由来している自然素材特有の温かみと味わいを感じます。焼き物はまだまだ進化を遂げているのかと驚きました。

訪れるたびに少しずつ揃えていく器

今年は陶炎祭2日目に訪れたこともあって、人気の作家さんの器はすでに品薄。本当に手に入れたいのなら、初日に混雑を覚悟の上で繰り出すか、SNSで発信される再入荷情報を細かくチェックするかといった具合。(3日目、4日目に再入荷が多いような気がします。)結構な熱意が必要になってくると思います。
(私は、いつものんびりと。残っている器たちをゆっくりと眺めて、良い出会いを探しています。)

桑原典子さんの器は、陶炎祭に訪れるたびに購入。スッキリと洗練されたデザインの器が多く、どんなお料理も美味しく美しく魅せてくれます。ザラザラさらさらとした独特の質感と奥深い色合いもお気に入りです。
美味しいフードメニューで一杯

陶炎祭会場内には、フードコートもあるので、笠間の美味しいものを堪能することができます。拘りのカフェメニューから、ピザやスープ。お酒を提供している店舗もあるので、一杯やって楽しんでいらっしゃる方たちもたくさんおりました。
*来年もまた陶炎祭へ*
年齢を重なるごとに器の好みも変わってきて、前回は目に留まらなかった作家さんに興味を持ち始めたり、作家さん自身も例年とは違った印象の器を作られていたりと、毎年行っても全く飽きない陶炎祭。年に一度の私の楽しみ。来年もまた、素敵な器たちが集まって賑やかなお祭りとなることでしょう。
次はどんな器に出会えるのか、今からとても楽しみです。